茨城県土浦市の婦人科、産科 石川クリニック

避妊法について

避妊法には、様々な方法があります。各避妊法の失敗率の一報告例をご紹介いたします。

避妊法の種類 理想的な使用(%) 一般的な使用(%)
ピル 0.1 5
避妊手術(男性) 0.1 0.15
避妊手術(女性) 0.5 0.5
子宮内避妊具(IUD) 0.1~0.5 0.1~2
コンドーム 3 14
ペッサリー 6 20
殺精子剤 6 26
リズム法(オギノ式など) 1~9 25

理想的な使用とは、各避妊法を正確に使用した場合です。)

・ピルって何?
ピルとは、エストロゲンとプロゲストーゲンの配合剤経口避妊薬を指します。ピルは、この2つのホルモン用量の高い古典的なピル(ソフィア-Cなど)、中用量ピル(ソフィア-Aやプラノバ-ルなど)、そして低用量ピルがあります。
低用量ピルには、更に服用周期の中でこの二つのホルモンの量を変化させて作った一相性、二相性、三相性のピルがあります。これらには、それぞれ一長一短があります。
低用量ピルの種類は、あなたのライフスタイルに合わせてお選びいただけます。

・ピルの効果は?
妊娠の予防です。
さらに、避妊以外にも、月経量が少なくなる、月経の周期がきちんと来るようになる、生理痛が軽くなる、また、卵巣ガン、子宮内膜ガン(子宮体部ガン)、貧血、骨盤内感染症、乳房の良性腫瘍に予防効果があるといわれています。

・副作用は?
低用量ピルでは一般的に副作用は少ないのですが、吐き気、嘔吐、めまい、乳房の張り、体重増加、頭痛、不正性器出血などが起こることがあるとされてます。これら症状の多くは、自然に消失します。
ホルモン用量の高いピルでは、心筋梗塞、静脈血栓塞栓症、脳血栓、高血圧など心循環器系疾患、肝機能障害、乳房や子宮頸部、肝臓のガンなどの発生率を高めることが話題になっていました。

・ピルを服用できない人はどんな人?
ピルの使用が勧められない場合(禁忌)は、以下のような方です。

  1. エストロゲン依存性腫瘍(例えば乳ガン、性器ガン)
  2. 診断の確定していない異常性器出血のある患者
  3. 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往のある患者
  4. 大手術の術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内の患者
  5. 重篤な肝障害のある患者
  6. 脂質代謝異常のある患者
  7. 中等度以上の高血圧のある患者
  8. 妊娠中に黄疸の既往のある患者
  9. 妊娠または妊娠している可能性のある女性
  10. 思春期前の女性

また、次のような方は慎重に投与する必要がありますので、医師に尋ね下さい。

  1. 40歳以上の女性
  2. 乳癌の家族歴または乳房に結節を有する女性
  3. 喫煙者(一日15本以上、特に35歳以上の場合)
  4. 肥満の女性
  5. 若年期の血栓症の既往の家族(肉親)を持つ女性
  6. 軽度の高血圧の患者
  7. 糖尿病患者
  8. ポルフィリン症の患者
  9. 肝障害のある患者
  10. 腎障害のある患者
  11. 授乳婦

また、ピル服用中には他の薬剤の服用に注意しなければなりません。例えば、
副腎皮質ホルモン
  抗うつ剤
  抗生物質
  抗てんかん剤
を内服されている方は、必ず医師にご相談ください。

・ピルを服用した後に妊娠を希望する場合は?
ピルを長期に服用していても、服用中止6カ月後には99%に正常月経が再開すると言われています。ただし、ピル服用開始前から月経が不順であった女性では、必ずしも月経の再開しないことがあります。したがって服用中止後6カ月をこえても正常月経が再開しない場合には、チェックが必要です。

・ピルを服用すると太りませんか?
確かにピルによって太ることは十分に考えられることです。しかしながら、糖尿病などの病的な体重増加を除いて、ホルモンの服用だけで体重が異常に増加する程度はかなり低いと考えられます。ただし、ピルによって食欲が亢進する方がいらっしゃるようです。

・ピルを内服すれば性感染症も予防できる?
いいえ

もちろん、ピル服用による安心感から性感染症に対する予防が疎かにならないようにしなければなりません。さらに正しいコンドーム使用の励行と、性感染症検査を定期的に受けるようにしてください。
ピル服用時には、クラミジアの検査を受けることをお勧めします

そもそもピルは避妊薬であって、決してエイズなどの予防薬ではありません。ですから、エイズを含む性感染症を予防するには、リスクの高いパ-トナ-との関係を控えるか、ピルを避妊目的で用いたとしてもコンド-ムを必ず併用することが大切です。でなければ性感染症を予防することはできません。

より詳しくお知りになりたい方は、

日本家族計画協会

OC情報センター

性と健康を考える女性専門家の会

のホームページをご覧ください

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